[1996年2月26日変更 北野]
[Last modified September 4, 1995 by scs.]
この記事の著作権は1990年から1995年に渡ってSteve Summitに帰属する。書籍
『C Programming FAQs: Frequently Asked Questions』の内容を著者と出版社
の許可の元、社会への貢献のために使用している。このFAQは書籍版を補足す
ることを意図としている。内容は各国の著作権法によって守られる。
(訳注:日本語版の著作権は北野 欽一に帰属する。)
注意: 当FAQは1995年9月に大改訂を行った。章の再構成を行い、すべての問題
の番号を振りなおした。「FAQの質問M.N」とか「FAQのM章」と人に説明する習
慣が付いているなら注意したほうがいい。聞いたほうが別の版のFAQを持って
いると混乱するかもしれない。切り替えにみんなが慣れるまでは、章を指すと
きは内容で指すのが(「あのメモリーの割り付けの章」)一番安全だろう。ある
質問を指すのに番号以外の記号によるいい方法というのはなかなかないけれど、
質問の内容を説明すれば、聞いたほうはどの質問を指しているのかわかるだろ
う。このFAQと共に投稿する、古い版と今回の版の章や質問番号の対応を示し
た差分表を参照のこと。
このニュースグループ(comp.lang.c)に何度も出てくる話題がある。それらは
もっともな質問であり、答えもすぐに出てこないものもある。しかし話題にの
ぼるたびに、ネットワークの資源と読者の時間が、返答とそういう返答につき
ものの誤答の訂正という不毛なことに費やされる。
この記事は毎月投稿する。目的は、これらの繰り返される質問に的確にかつ簡
明に答えることにより、ネットワークでの議論がもっと建設的な話題に移行す
るようにもっていくことである。
(訳注:日本語版は現在のところ、変更修正したときにだけ投稿している)
どんなに優れた記事も、全範囲をカバーする教科書やC言語のマニュアルを注
意深く読むことの代用とはならない。C言語に関心があって、このグループを
読もうとする者であれば、これらのマニュアルを何冊か、できれば数回読むこ
とにも関心を払うことであろう。残念ながらC言語の本やコンパイラのマニュ
アルの中には適切でない物がある。ひどいものになると、この記事が論破しよ
うとしている迷信をこの世に残すのに貢献している。C言語に関する本で注目
に値する本はこの記事の参考書一覧に挙げてある。興味を持った読者の勉強の
助けになるように、多くの質問や解答には、これらの本の参考すべきページを
つけてある(ANSIとISO Cの違いに注意すること。また質問11.1を参照のこと)。
(訳注: 参考書のページ番号は参考書の原著のものであって日本語訳とはちが
うかもしれない。)
Cに関する質問でこの本に答えの載っていないものがあれば、でたとこ勝負で
ネットに質問するのではなく、教科書を何冊かあたるか博識な同僚に相談する
こと。ネットには質問に喜んで答えてくれる人がたくさんいるけれど、ネット
に参加する人が増えるにつれ、一つの質問にくり返し寄せられる解答の量や質
問の数がうんざりするレベルまで来つつある。(もしもこの記事に質問やコメ
ントがあれば、この記事にフォローするのではなくメイルで返答すること。---
この記事はネットワークの負荷を減らすのが目的であって増やすことが目的な
のではない---)
この記事は、よく質問される質問を挙げるだけでなく、何度も寄せられる解答
もまとめてある。これらの解答をすべて知っていたとしても、このリストを時
折ながめることは、不注意にポストされた質問を見ても、答えることに時間を
無駄にしないことに役立つ。
この記事は1995年9月1日に最後に修正した。この記事がUsenetの我が家を離れ
てからすごく遠くまで旅したかもしれない。今となっては時代遅れになってい
るかもしれない。印字されたものや手に入れたり、新生代の頃の記事を保存し
ているサイトから引っ張り出してきたり、CD-ROMから手に入れたとすれば、と
りわけ時代遅れになっている可能性がある。最新版は常にrtfm.mit.eduやftp.uu.netからanonymous ftp可能である(質問18.16と20.40
を参照のこと)。あるいは「help」と本文に書いてmail-server@rtfm.mit.edu
に電子メールを送ることでも最新版を手に入れることができる。ときどきこの
FAQには修正が入るので、質問の番号は出まわっている古い版や将来の版と違
うかもしれない。FAQの内容を番号で内容に触れるときは注意すること。
(訳注:日本語版はftp.kuamp.kyoto-u.ac.jpのpub/cfaqからanonymous ftp
可能である。)
なお、この記事は無料で配布することを意図して作成した。手に入れるのに誰
かにお金を払う必要はない。
この記事は別の形態でも提供している。この記事に伴って簡略版と、(内容を
変更したときは)前回の版との差の一覧をポストする。実験的なハイパーテキ
スト版がいくつかworld-wide web(WWW)上で利用可能である。
http://www.cis.ohio-state.edu/hypertext/faq/usenet/FAQ-List.htmlや
http://www.lysator.liu.se/c/c-faq/index.htmlや
http://www.lysator.liu.se/c/c-faq/index.htmlにアクセスすればよい。最
後に、製本されたハードコピー版(答えはもっと長いし、質問の数も多い)のほ
うがいい人には、本としてなりたつだけの長さを持った版がAddison-Wesleyか
ら1995年の秋に出版された(ISBN 0-201-84519-9)。
この記事は絶えず改善されている。あなたからの情報を歓迎する。コメントは
scs@eskimo.comscsまで。
(訳注:日本語によるコメント、日本語版にたいするコメントは
kitano@crd.yokogawa.co.jpまで)
(ページ作者注:このページにたいするコメントは
webmaster@kouno.jpまで)
質問は以下のように、いくつかの種類に分類される。
(質問の番号が連続に振られてないのは書籍版に合わせてあるからである。書
籍版にはもっと多くの質問が載っている。)