【AppLaunch - Folder選択型 Launcher software - 取扱説明書】 Create: 1998/04/30 Last Update: 1999/12/30 Author: TAKASHI KOHNO(mocha@kouno.jp) URL: http://www.kouno.jp/home/ 1.AppLaunch とは?  AppLaunchはアプリケーションやアプリケーションに関連付けされたファイルを シングルクリックで起動するランチャーソフトです。 タスクトレイに常駐して登録されたフォルダーに存在するファイルを起動できます。 2.インストール  AppLaunch.lzh を展開して中にある AL_setup.exe を起動します。 インストール先・スタートアップへの登録(*1)・「送る」への登録(*2)を尋ねる ダイアログがでるので、それぞれを入力・チェックして[OK]ボタンを 押すとインストールが行われます。  インストールが終了すると AppLaunch が起動/常駐します。  「コピーは行わない」を選ぶとファイルのコピーは行われません、 現在のフォルダにある AppLaunch.exe を(選択されていれば)スタートアップ、 「送る」へ登録します。 *1 個人のスタートアップにショートカットが作成されユーザーログオン時に自動的に AppLaunch が起動・常駐するようになります。 *2 エクスプローラーから右クリックを行ったときにでるメニューの「送る」に AppLaunch がでるようになり、ここからランチャーへのファイル登録が できるようになります。 3.使ってみる  インストールが終了するとタスクトレイ(標準で画面右下)に AppLaunch の アイコンが現れます。まずはアプリケーション/ファイルを AppLaunch に登録します。 登録するには AppLaunch で起動したいアプリケーション/ファイルを エクスプローラ等で選択して右クリックし「送る」にカーソルを持っていき その中の AppLaunch を選択します、これで一つ登録できました。 (登録の確認をされるので OK としてください)  「送る」に登録していない場合や大量のファイルを一度に登録したい場合には AppLaunch の実行ファイル(AppLaunch.exe)に登録したいアプリケーション/ファイルを ドラッグ&ドロップすれば同様に登録ができます。  アプリケーション/ファイルが登録できたらタスクトレイの AppLaunch アイコンを マウス左ボタンで押してみましょう。今登録したアプリケーション/ファイルが メニュー形式ででてきます。(このメニューを以後ランチャーメニューと呼びます)  ランチャーメニューから起動したいアプリケーション/ファイルを マウス/キーボードで選択してマウスクリック/リターンすることで選択した ファイルが起動します。アプリケーションでない場合には、関連付けされた アプリケーションが起動して選択したファイルを開きます。 4.設定の変更  AppLaunch ではメニューの表示方法などの様々な設定がカスタマイズできます。 カスタマイズを行うにはタスクトレイの AppLaunch アイコンをマウスの右ボタンで クリックします。 いくつかのメニューがでてくるので「標準詳細設定」選びましょう。 様々なカスタマイズ項目を持った標準詳細設定のダイアログが表示されます、 各項目を変更することでカスタマイズを行いましょう。 以下に各項目の説明をします。 ・拡張子の表示  ランチャーメニューに表示するファイル名に拡張子を付けるかどうかを 設定できます。ただし 3.で示した方法で AppLaunch に登録した アプリケーション/ファイルはショートカットとして実現しています。 「拡張子を表示」にしても登録前の拡張子は表示されません。 ・表示方法  ランチャーメニューの表示方法を選択できます。 ・アイコンのサイズ  ランチャーメニューにアイコンを表示する場合のアイコンのサイズを 指定できます。 ・画面に対するメニューの高さ  メニュー項目をどのぐらい表示して横に折り返すかを設定できます。 下から表示して指定の割合までメニューが伸びたら横に折り返します。 ・メニュー余白  ランチャーメニューが表示されるときのメニュー間の上下余白を 指定できます。最大で選択しているアイコンのサイズ分です。 (ラージアイコン - 32, スモールアイコン -16) ・表示領域の設定 I.ファイル名の最大表示幅  ランチャーメニューでのファイル/フォルダ名を何バイト表示するかを 指定できます。([RESET]を押すと260になります。) II.対象フォルダの表示  ここをチェックするとランチャーメニューの最後に利用中のフォルダー自体 を表示できます。このフォルダーのファイル名は『:☆フォルダ☆』です。 「利用中のフォルダって何?」という疑問には後ほど。 ・ホットキー  いまは設定できません。 ・フォント  フォントを変更できます。[RESET]を押すと標準のメニューフォントに 戻ります。凝ったフォントや大きいフォントを選ぶとランチャーメニュー 表示に時間がかかるものもあります。 フォントの変更はほどほどにしときましょう(^^;) 5.ホットキーの設定  ホットキーとは Windows全体で利用するキーボードのショートカットです。 タスクトレイの AppLaunch アイコンをマウスの右ボタンでクリックして設定メニュー を出すと、その中に「HOTKEYの設定」という項目があります。 これを選んでみましょう。  「HOTKEY の設定」を選ぶとHOTKEY設定の為のダイアログがでます。 Alt, Control, Shift などのキーとキーボード上のその他のキーを組み合わせて HOTKEY が設定できます。HOTKEY を設定すると以降はその HOTKEY で ランチャーメニューを出すことが出来ます。 (他のアプリケーションがすでに利用している HOTKEY は使えません。) 6.複数実行 6.1 複数実行の使い方  AppLaunch から複数のファイルを一度に実行できます。選んだファイルを順番に (先のファイル実行が終了してから)実行させることも可能です。  複数実行は複数実行ダイアログから行います。 ランチャーメニューからファイルを選んでスペースキー押せば複数実行ダイアログが 表示されます、この段階で選んだファイルが登録されているはずです。 この後もスペースキーを押すことで次々と複数実行の為のファイルを登録できます。 (このダイアログの表示中はエクスプローラー等からファイルをドラッグ&ドロップで 複数実行ダイアログに登録することもできます。) ダイアログの[実行]ボタンを押すと複数実行の開始です。 登録したファイルは上から次々と実行されていきますがダイアログ左下の 「整列実行」にチェックをつけておけば、先に実行したアプリケーション/ファイルが 終了してから次のファイルが実行されます。 ダイアログを閉じるには[中断]ボタンを押してください。 登録したファイルは破棄されダイアログは非表示になります。  登録したファイルは画面左の「↑」で登録位置を上に「↓」で登録位置を下に 変更できます。「←」はファイルの削除です。  画面下の「起動パラメタ」には実行時のパラメーターを指定できます、 起動パラメタはファイル毎に設定できます。 # 登録したファイルを選択するまでは起動パラメタは設定不能(Disable)です  初期段階では、このダイアログは「実行」「中断」のいずれを押しても、 登録メニューを削除しダイアログを非表示にします。 実行後もダイアログを表示したいときや実行後も登録ファイルを 残しておきたいときはメニュー(実行後)の 「画面非消去」「リスト保存」をそれぞれチェックしましょう。  作成した複数実行ファイルの一覧は保存できます。 メニューからファイルを選び、その中にある保存(Ctrl + S)を選択すると 保存ファイルの選択画面がでるので保存するファイル名を入力して保存します。 メニューの開く(Ctrl + O)を選べば保存したファイルを読み込むことが出来ます。 またタスクトレイ AppLaunch アイコンの右ボタンででる設定メニュー中にある 「複数実行」項目を選ぶことでも複数実行ダイアログは出せます。 6.2 オプション設定  画面右下の「>>」ボタンをクリックすると画面が右に伸びてオプション項目が 現れます。REGISTED FILS には保存したファイルの一覧(*1)が HOTKEY には 複数実行ダイアログを表示するための HOTKEY が表示されています。  REGISTED FILSの項目をダブルクリックすることでメニューの「開く」を 直接呼び出すことが出来ます。  「Run on wakeup」のチェックが付いているファイルは AppLaunch の起動時に 自動実行されます。 (*1)実行ファイル直下の 「seq」ディレクトリにある「als」の拡張子を持つもの。  HOTKEY の設定は今までと同じです、エディットボックスにフォーカスを合わせて キーコンビネーションを入力してください。HOTKEYのエディットボックスに フォーカスがあるときに限りリターンキーを押したときにはホットキーの設定に なります。設定は[SET]ボタンを押すことでも行われます。 7.フォルダの登録 7.1 初めに  ここから本番です、AppLaunch は Folder選択型 Launcher が一行説明ですが ここまでは「Folder選択型ってなに?」という状態でした。  AppLaunch は本来、既存のフォルダに存在するファイルを起動するための ランチャーでした、あるフォルダを登録することで、そのフォルダ配下の 全ファイルを一気に登録してしまおう、そのフォルダにファイルが増えたら それも自動的に登録してしまいたい、というのが制作の背景です。  実は今までの作業で行った“ファイルの登録”は設定したのフォルダ配下に ショートカットファイルを作成する作業でした。作成されたショートカットを 起動することで、その本体を起動していたのです。  インストール直後はインストールディレクトリの下に作られた app という フォルダが設定されていました、覗いてみると登録したファイルがショートカットと して存在しているはずです。  次は既存のフォルダを登録してみましょう。 7.2 フォルダの登録  これも簡単です、まずはタスクトレイの AppLaunch アイコンをマウスの右ボタンで クリックして設定メニューを出します。この中から一番上の「フォルダー設定」を クリックしてフォルダ設定ダイアログが出します。  次にエクスプローラーなどで登録したいフォルダを表示します。登録したい フォルダが表示できたら、それをフォルダ設定ダイアログ中央の白い枠の領域に ドラッグ&ドロップします。これでフォルダの登録が完了です。 (ダイアログ右上の追加ボタンでもフォルダは追加できます、追加ボタンを 押すとディレクトリの選択画面が出てきます) ※ ここで登録できるのはフォルダだけです。 7.3 利用するフォルダの選択  フォルダを登録するとタスクトレイの AppLaunch アイコンをマウスの右ボタン クリックで出るメニューに登録したフォルダが加わります。メニューを選ぶ感覚で フォルダを選べば選択したフォルダが利用できます。ここでフォルダを選択すると 左ボタンクリックや HOTKEY で出るランチャーメニューの内容が 選択したフォルダの内容に変わります。  他のフォルダを選択するとアイコンが反転表示になります、この時は ランチャーメニューの作成中でランチャーメニューは出せなくなります。 ランチャーメニューの制作が終われば反転表示がもとに戻ります。 7.4 フォルダ毎の詳細設定  フォルダー設定ダイアログで設定を行いたいフォルダを選択し[設定]ボタンを 押すかフォルダ名をダブルクリックすれば「詳細設定ダイアログ」が出ます。 この詳細設定ダイアログで設定した内容は各フォルダ毎に保存されます。 ほとんどの項目は標準詳細設定と同じですが今度は HOTKEY の設定ができます、 ここで設定した HOTKEY はそのフォルダを利用フォルダに切り替えてから ランチャーメニューを表示する機能を実現します。 (HOTKEY を設定するには HOTKEY エリアのエディトボックスにフォーカスを 合わせてから HOTKEY の組み合わせを押してください)  詳細設定を行ったフォルダは「フォルダダイアログ」でフォルダ名の先頭に [*]のマークがつきます、このマークのついているフォルダは「標準詳細設定」の 内容に影響を受けません。逆にマークのついていないフォルダの詳細は 「標準詳細設定」の内容になります。マークのついているフォルダ名を選んで [標準]ボタンを押せば、そのフォルダの固有の設定はクリアされ「標準」の内容に 従うようになります。 7.5 フォルダの登録削除  フォルダー設定ダイアログで削除を行いたいフォルダを選択し[削除]ボタンを 押します。 8.メニューの更新  タスクトレイの AppLaunch アイコンをマウスの右ボタンダウンで出るメニューに 「メニューの更新」があります。メニューは起動時やフォルダを切り替えたときに 作られるので、切り替え後にフォルダ内にファイル・フォルダが増減したときには その内容がメニューに反映されません。この場合に「メニューの更新」を選ぶと 利用中のフォルダーのメニューを作り直します。 9.キーボードとの併用、マウスキーのコンビネーション  キーボード上の「Alt」「Shift」「Ctrl」キーを 押しながら操作をすることで、通常と異なった動作をさせることが出来ます。 以下はその組み合わせです。 ☆「フォルダー設定」「標準詳細設定」「メニュー更新」の直接表示 ・タスクトレイの AppLaunch アイコンを(左右)クリックする時に、 コントロールキー(Ctrl)を押しておくと「フォルダー設定」が表示されます。 シフト(Shift)キーを押しておくと「標準詳細設定」が表示され Altキーを押しておくと「メニュー更新」が実行されます。 ☆ ショートカットファイルのプロパティー表示 ・ランチャーメニューからファイルを実行させるときに コントロールキー(Ctrl)を押しておくと、そのファイルがショートカットの時に限り そのショートカットのプロパティーが表示されます。 アプリケーションに引数を設定したい場合などに利用できます。 (マウスの左ボタンを押しながら右ボタンで起動ファイルを選んでも プロパティー表示になります。) ☆ 起動パラメタ付き実行 ・シフト(Shift)キーを押しながらファイルを実行すると、パラメタ入力の為の ダイアログが表示されます。起動パラメタを入力してファイルを実行させること ができます。入力した起動パラメタは次に起動パラメタ付き実行を行うときにも 利用できます。(15回以前の入力までストック) このストックは AppLaunch を終了すると消えます。 (マウスの右ボタンを押しながら左ボタンで起動ファイルを選んでも 起動パラメタ入力ダイアログが表示されます。) ☆ ランチャーメニューからのキーボード検索 ・ランチャーメニューが表示されているときに、キーボードのキーを押すと、 押されたキーに対する項目(ファイル名先頭にそのキーを持つファイル)が 選択されます。 但し、スペースキーは複数起動ダイアログを表示するために使います。 ☆ 複数起動登録時の選択場所の非移動 ・ランチャーメニューが表示されているときにスペースキーを押すと 複数起動ダイアログに選択中のファイルが登録され選択項目が次の位置に 移動しますがシフト(Shift)キーを押しながらスペースキーを押すことで 選択項目が次の位置に移動するのを防ぐことが出来ます。 10.その他 ・アンインストール インストールしたフォルダ以下を削除してください。 レジストリは \\HKEY_CURRENT_USER\Software\Kono's Cafe\AppLaunch 以下を使っています。 ・コントロールパネルからの設定変更 AppLaunch のランチャーメニューはメニューの1種なのでコントロールパネルにある 画面アプレットの変更は他のメニューと同じように影響を受けます。 ただし扱う文字と背景色は内部に持っているので、AppLaunch を一度起動した後は 画面アプレットの設定に影響を受けません。 画面アプレットの設定に合わせたいときは「詳細設定」でフォントの RESET を 行ってください。設定のフォントが採用されます。 ※ 初回の起動では現在の設定が採用されます。 ・実はメニューの背景色も設定できます。レジストリをいじってもいいですが... ・最新版は http://www.kouno.jp/home/soft_lab/ にあります。 ・感想・要望等を連絡いただけると嬉しいです。(^^;) 11.更新履歴 1999/12/30 ver 2.21 ・Windows2000 Professional にてメニューが選択表示 されないバグを修正。 1999/09/09ver 2.2 start ・保存した複数起動ファイルリストを読み込むと順番が逆転するバグを修正 1999/07/27 ver 2.1.1 start ・初期起動時に app フォルダが登録されていないバグを修正 1999/07/04 ・複数実行リストを保存・読み込み出来るようにした ・メニューを用意してシステムメニューにあった実行後の 環境設定を通常のメニューに移動した。 ・ホットキーを使って複数実行ダイアログを表示できるようにした。 ・保存した「複数実行のファイル」を AppLaunh 起動時に自動実行できるようにした。 ・キーボードでのメニュー選択時に反応が悪いのを改善 1999/07/01 ver 2.1 start ・登録フォルダの削除後にHOTKEYがおかしくなることがあるのを修正 1999/06/25 ・複数起動、起動パラメタ入力をサポート 1999/06/22 ・ダイアログの表示を排他的に行うよう変更 ・ダブルクリックの動作変更、クリックとキーボードのコンビネーションを追加 1999/06/21 ・フォントの変更をサポート ・Ctrl + メニュー選択でショートカットファイルのプロパティを表示 ・メニューの縦間隔調整を可能に 1999/06/20 ver2.0 start ・ドラッグ&ドロップのサポート - すでにアプリケーションが起動している状態で ファイル等をアイコンにドラッグして起動するとドラッグしたファイルの ショートカットを現在選択しているフォルダに作成。 - フォルダ設定画面の登録フォルダ一覧にフォルダをドロップすると そのフォルダが追加される。 ・ホットキーの採用 - ホットキーでメニュを出せるようにした。 右クリックメニューからメニュー表示のためのホットキーを設定可。 フォルダ毎の詳細設定でホットキーを設定可 ・その他 - スモールアイコンの表示をまともに。 - メニュー表示時にキーボードによるショットカット選択を可能に - ダブルクリックでのデフォルト動作をフォルダ設定メニューの表示に変更 - 引数無しでの二重起動をフォルダ設定メニューの表示に変更 1999/03/25 ver 1.1 ダブルクリックでのデフォルト動作の設定と二重起動時のメニュー表示を追加 1998/04/30 ver 1.0 作成